No248・・・円安
円安とは、他の外国通貨より日本円の価値が低くなることで、円安になれば、
他の外国通貨と日本円を交換する際に、日本円の1単位で得ることが出来る
外国通貨が少なくなり、円安は日本円の価値が下がることなので、
日本人にとって歓迎すべきことではありません。
■ビジネスマンツーマンセミナー(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
・予算作成講座 ・経営管理講座
また、円安になれば、世界レベルで見れば、日本人の購買力が低下し、
世界のあらゆる物やサービスが高くなるのです。
その円安のデメリットの具体例としては、例えば米ドル円の為替レートを
例にすると、1ドル＝ 100円の為替レートの時は、米ドルを１ドル得る為には、
日本円が100円必要であるのですが、為替相場が今の例よりも円安の
1ドル＝ 200円であれば、米ドルを１ドル得る為には、日本円が200円も必要になり、
これが円安である日本円の価値が低下した状態で、海外旅行、外国でのショッピング、
外国の資産に投資する時等は、円安になればなるほど多くの日本円が必要になり、
たくさんショッピングをしたり、多くの外国の資産を手に入れることが
困難になってくるのです。
よく、テレビの報道や新聞では円安のプラス面ばかり強調しますが、
それは、ある小さな観点から見た場合のことを強調しているだけで、
大きな観点から見れば、円安は日本人にとっては歓迎出来ないことであり、
日本全体で見れば、円高になることこそがは間違いなくプラス効果があります。
また、円安は一部の輸入産業には業績にマイナスの効果があるため、
輸入企業などは業績予想の前提である想定為替レート近辺で為替予約をして、
為替変動リスクをヘッジしています。
尚、実効為替レートや実質為替レートは、特定の2国間の為替レートを表したものではありません。
ちなみに、ドル円相場などの為替がニュースになった場合などは、上田八木短資などのディーリングルームが
テレビに放映されていますが、 短資会社とは、金融機関向けのコール市場などの短期金融市場で、
銀行間の貸借取引の仲介を行う会社のことです。