No250・・・実質為替レート
実質為替レートとは、特定の2国間の為替レートを表したものではなく、
特定の2国間の為替レートを2国間の物価指数の比で割った
為替レートのことであり、実質為替レートは、為替レートが変動したなかの、
物価の影響による購買力の変化を加味したもので、実質為替レートは、
特定の2国間の物価上昇率を加味した為替レートなのです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
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また、実質為替レートは、日々変化する為替レートを見ているだけでは、
把握することができない、両国の物価を加味した現実に近い為替レートで
あるために、2国間の正確な為替レートを知りたい場合は、実際の為替レートよりも
実質為替レートの方を重視するべきです。
そして、実質為替レートは、一般的に使用されている、1米ドル=100円という
邦貨建て名目為替レートで表現するのでは無く、1円=0.01米ドルという
外貨建て名目為替レートで表現することになります。
また、通常の為替レートの表現では、例えば対米ドルが100円から150円に数値が
大きくなった時に円安になったと表現しますが、実質為替レートでは、
算出された指数が大きくなった時が円高で、逆に、実質為替レートを算出した指数が
小さくなった時は円安を示すことになります。
実質為替レートに関連する用語
※貿易保険法、実効為替レート
※フィキシングメンバー
※アメリカ新通貨発行と金本位制度
※GSR(ゴールドシルバーレシオ)
※新円切換
※米国債と借金の本質
※通貨発行益(シニョリッジ)
※実質金利、名目金利
※円安トレンドへの転換
※為替
※為替予約
※想定為替レート
※為替相場(為替レート)
※短資会社、コール市場、短期金融市場