No354・・・株式非公開化
株式非公開化とは、株式を公開している上場企業が、上場を取止め
株式を非公開にすることであり、株式非公開化は、企業の経営陣が
自らの意思で決断し、上場をやめることなので、問題を起こしたり
経営破綻により上場廃止になるケースとは異なります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この株式非公開化をする目的としては、下記のようなケースがあります。
①長期的な経営方針や経営戦略を実現する為
②株主の意向や株価は業績の足枷となる為
③短期的な業績向上を追求すると長期的な研究開発などが損なわれる為
④多額の現金預金を保有しており、エクイティファイナンスを必要とし
ない為
⑤上場を維持する為には多額のコスト負担が必要な為
⑥自社株式買占めなどの敵対的買収行為からの買収防衛策の為
⑦成長鈍化により、抜本的な事業再編が必要な為
このように株式非公開化には様々な目的が考えられますが、非公開化を
することで最もメリットがあると思われることは、敵対的買収行為を
完全にシャットアウトできることで、株式を公開していなければ、
敵対的買収者はその企業の株式をどんなに買いたくても、
TOB(株式公開買付け)をすることができないため、株式非公開化は
究極の買収防衛策といえます。
また、株式非公開化する際の手段としてはMBOが多く活用され、
MBO(マネージメントバイアウト)とは、企業のM&A(合併・買収)の
手法のひとつで、MBOは、企業の経営者や幹部社員が、ベンチャーキャピタル・
金融機関・投資ファンドから資金調達をし、自社や自社の事業部門の
事業譲渡を受ける買収形態のことです。