No71・・・日本版SOX法(J-SOX)
日本版SOX法(J-SOX)とは俗称であり、金融商品取引法の第24条の4の4と
同193条の2第2項に企業の内部統制について規定されたところが
日本版SOX法と呼ばれている部分で、日本版SOX法(J-SOX)は
財務報告に係る内部統制報告制度なのです。
日本版SOX法(J-SOX)の目的は、企業の会計不祥事やコンプライアンス問題等を
防ぐ為で、日本版SOX法はそれらの問題に対処する為に会計監査制度と
企業の内部統制を強化しています。
日本版SOX法(J-SOX)は、米国のサーベンスオクスリー法(SOX法)に
内容や目的が近いことから、日本版SOXやJ-SOX等と呼ばれています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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日本版SOX法の基本的枠組みは、下記の4つの目的と6つの基本的要素で
構成されています。
4つの目的
1.業務の有効性および効率性
2.財務報告の信頼性
3.事業活動にかかわる法令等の遵守
4.資産の保全
6つの基本的要素
1.統制環境
2.リスクの評価と対応
3.統制活動
4.情報と伝達
5.モニタリング(監視活動)
6.IT(情報技術)への対応
経営者は上記項目である4つの目的と6つの基本的要素の内部統制の有効性を
評価して、内部統制報告書を作成して有価証券報告書と共に財務局長等に
提出することになります。
また、株式公開(IPO)をする前段階の、上場準備の段階で日本版SOX法(J-SOX)に
対応しておく必要があるため、J-SOXを念頭に置いて株式公開準備をする
必要があります。
尚、上場準備業務と、J-SOX準備作業を分けて進めることは非常に非効率で
マンパワー・コスト負担ともに必要になる為、最小限のコストと人的資源で
対応する為には、司令塔になる上場準備責任者(CFO)が重要になります。