No74・・・資本政策
資本政策とは、株式公開を前提とした場合、資金調達額、株主構成、
上場形式基準のクリア等を考慮した資本計画を作成することで、
資本政策ではそれらのスケジュールを組み立て、計画策定後は、
資本政策の内容に従い公開前の増資や株式移動等を実施することになります。
また、株式公開(IPO)を前提とした場合、資本政策の計画次第で
資金調達金額も変化し、想定する財政体質の強化・改善も影響を受け、
更に資本政策の内容がオーナーの創業者利潤にも大きく影響を与えるので、
資本政策の策定の基本は企業業績も睨みつつ計画を作成することが
基本になります。
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また、資本政策を実行する手続き等は、やり直しが出来ないものが
ほとんどなので、資本政策を策定するときは十分な検討が必要です。
尚、株式公開(IPO)を前提とした株式公開準備での資本政策の
主な目的は下記の項目です。
@上場審査基準のクリア
A株主構成や持株比率の見直し
B資金調達
C創業者利潤の確保
D事業承継
E役員従業員のインセンティブ
また、株式公開後の資本政策の主なポイントとしては、株主資本、配当、
自社株買い、自己株式消却があり、株主資本については、企業業績拡大の為の
必要な資本の確保と財務バランスを考慮して、必要に応じて資金繰りの改善や
財務体質の強化・改善に繋がるエクイティファイナンスを検討し、
そして、株主への還元としての配当は、配当性向と配当利回りを常に考慮し、
配当政策の一環でもある自社株買いと自己株式償却は、経営環境の変化に応じた
機動的な対応と株主価値の向上の為にも必要になります。
資本政策に関連する用語
※MBO(マネジメントバイアウト)、M&A