No89・・・敵対的買収
敵対的買収とは、買収対象企業の経営陣の同意を得ず、
TOB(株式公開買付け)等により市場内外より、
株式を買い集めて企業買収することで、
敵対的買収は、買収対象企業が優良資産や収益性の高い事業が
ある場合に仕掛けられることが多く、
敵対的買収は、ある意味経済合理性が働いているといえます。
また、投資ファンドなどに、企業が敵対的買収を仕掛けられるケースは、
株式市場において、企業の株価が1株純資産(BPS)を大幅に下回っている場合に、
敵対的買収の対象になりやすく、その理由としては、企業の純資産を大幅に下回る
価格で企業を買収後、企業の資産を売却することにより、株式買収に要した
投資資金を全額回収して尚且つ、投資ファンドなどにの投資家の手元に、
莫大な資金が残る可能性があるからです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この、敵対的買収の主な予防策は下記の通りです。
敵対的買収の主な予防策
@ポイズンピル(毒薬)
Aゴールデンパラシュート (金の落下傘)
Bスタッガードボード(捻じれた役員会)
また、敵対的買収の主な対抗策は下記の通りです。
敵対的買収の主な対抗策
@ホワイトナイト(白馬の騎士)
Aパックマン・ディフェンス
Bスコーチド・アース(焦土作戦)
そして、敵対的買収を防ぐ為に日頃から出来ることは、配当性向を高め、
定期的に自社株買いをする等して、安定株主を増やす対策を地道にすることです。
尚、金融商品取引法では、市場内外で株式の3分の1以上を取得する場合は、
TOB(株式公開買付け)が義務付けらています。
敵対的買収に関連する用語
※MBO(マネジメントバイアウト)、M&A