No91・・・ゴールデンパラシュート(金の落下傘)
ゴールデンパラシュート(金の落下傘)とは、敵対的TOBに対する
防衛策の1つで、ゴールデンパラシュート(金の落下傘)は、
敵対的買収を阻止するため、買収対象企業の経営陣が解任された時に備え、
事前に巨額の割り増し退職金を支給する規定を整備することです。
このゴールデンパラシュート(金の落下傘)は、敵対的買収者の
買収コストを膨らませ、買収後の企業価値を低下させることで、
敵対的買収者の買収意欲を削ぐ効果があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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ただし、このゴールデンパラシュート(金の落下傘)を発動することは、
何も企業業績に貢献していない経営者にまで巨額の割り増し退職金を
支給することにも繋がりかねず、コンプライアンスやコーポレートガバナンスの
観点からも好ましいものではなく、実際にゴールデンパラシュート(金の落下傘)を
規定に盛り込み、実行に移した場合は、既存株主から株主代表訴訟を
受ける可能性もあります。
ちなみに、ゴールデンパラシュート(金の落下傘)の名称は、
買収対象企業の経営陣が、会社の危機的状況下から多額のお金を
手にして去っていくところからこの名称が付けられています。
尚、敵対的買収の主な予防策は下記の通りです。
敵対的買収の主な予防策
@ポイズンピル(毒薬)
Aゴールデンパラシュート(金の落下傘)
Bスタッガードボード(捻じれた役員会)
また、敵対的買収の主な対抗策は下記の通りです。
敵対的買収の主な対抗策
@ホワイトナイト(白馬の騎士)
Aパックマン・ディフェンス
Bスコーチド・アース(焦土作戦)
ゴールデンパラシュート(金の落下傘)に関連する用語
※MBO(マネジメントバイアウト)、M&A