No670・・・損益分岐点売上高
損益分岐点売上高とは、売上と費用が等しく利益も損失も発生しない
売上高のことで、損益分岐点売上高は、固定費と限界利益(貢献利益)が同じ
金額の時であり、損益分岐点売上高を計算することは、CVP分析において
最も重要なことです。
この損益分岐点売上高の求め方は、複数存在しますが、損益分岐点売上高を
計算する際は、変動費、固定費、変動費率、限界利益率などの項目が必要となり、
損益分岐点売上高を計算するCVP分析は、管理会計の考え方でもあります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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ちなみに、CVP分析とは、売上、費用、利益の関係を分析することです。
また、損益分岐点売上高が低い企業は、固定費が少ないか、
限界利益率(貢献利益率)が高いので、不況抵抗力が高い企業であり、
逆に、損益分岐点売上高が高い企業は、固定費が多いか(固定費率が高い)、
限界利益率が低い企業で、不況抵抗力が低い企業といえます。
そして、損益分岐点売上高を引き下げる為には、売上単価を上げるか、
変動費率を引き下げて、限界利益率を改善するか、過剰な人員や
過剰な固定資産を削減して、固定費を減らすしかありません。
尚、損益分岐点売上高は、一般的に、損益分岐点とも呼ばれています。
損益分岐点売上高の計算方法
計算式@・・・損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1−(変動費÷売上高))
計算式A・・・損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率
計算式B・・・損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 1−変動費率÷売上高