No654・・・貢献利益
貢献利益とは、売上高から変動費を差し引いて算出した金額のことで、
貢献利益は、管理会計において用いられる考え方で、限界利益と同じ内容であり、
固定費と貢献利益が一致する金額が、損益分岐点の売上高となります。
この貢献利益の概念は、利益計画においても、基本的な考え方であり、
例えば、会社で売っている商品が1つだけだとして、その商品を、1個売るために
発生する変動費の金額を算出しておけば、会社の変動費以外の費用である、
固定費を全て賄う為には、商品を何個売ればよいのか、あらかじめ計算しておくことが
できるので、貢献利益の考え方は、利益計画には欠かせないものなのです。
※全産業財務指標データ
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また、貢献利益は、会社全体の売上高から変動費を差し引いた金額を管理するだけではなく、
セグメント別の貢献利益も管理することが、一般的に行われており、セグメント別の貢献利益を
算出する場合の計算式は下記の通りです。
セグメント別の貢献利益を算出する場合の計算式例
■部門別売上高−部門変動費−部門固定費=貢献利益
■商品別売上高−商品変動費−商品固定費=貢献利益
■地域別売上高−地域変動費−地域固定費=貢献利益
そして、上記の各セグメントの貢献利益から、どのセグメントにも配賦しなかった、
会社共通の固定費を名からかの基準で配賦して差し引くことで、各セグメントの最終利益を
計算することができます。
尚、売上高から変動費を差し引いて算出した、貢献利益の売上高に対する割合のことを、
貢献利益率(限界利益率)と呼んでいます。
計算式・・・貢献利益=売上高−変動費