No668・・・商品回転率
商品回転率とは、商品を仕入れてから、商品を販売するまでの効率性を示す
財務指標のことで、商品回転率の求め方は、売上原価を商品在庫で割って
算出することができ、商品回転率が高いほど、商品の入荷から商品が
販売されるまでの期間が短いことを示しています。
この商品回転率は、卸売業や小売業などの非製造業では、商品を仕入れてから、
商品を販売するまでの速さを指し、製造業では、製品が完成してから、製品が
販売されるまでの速さを指しており、製造業の場合は、商品回転率ではなく、
製品回転率とも呼ぶことがあります。
※全産業棚卸資産回転率データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の棚卸資産回転率データ)
・全産業棚卸資産回転率
・製造業棚卸資産回転率
・非製造業棚卸資産回転率
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・営業マーケティング研修(マンツーマンセミナー)
・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座 ・経営計画作成通信講座
■各種コラム・ちょっと気になる四方山話・不動産相場情報
・経理利益貢献度・経理合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・四方山話・日本の不動産相場
■法人向けサービス(マーケティング、財務等の各種コンサルティング)
・社員研修セミナー(経理・財務・営業の社員研修) ・管理職代行サービス ・1日コンサルティング
また、会社全体の商品回転率は参考程度に見るもので、重要なのは、
会社全体の商品回転率の内訳である、個別商品の回転率であり、
個別の商品回転率を計算することで、自社の売れ筋の商品を
把握することができます。
ちなみに、中小企業の場合は、中小企業庁が業種別・規模別の商品回転率等の
財務指標を公表していますので、自社の商品回転率と同業種の商品回転率データを
比較することが可能です。
そして、商品の売れ行きを分析する際に、商品の粗利益率や商品の回転率を個別に
分析するだけでは不十分で、商品の売れ行きを分析する際は、商品の粗利益率と
商品の回転率の両方を加味した、交差比率を計算することで、商品ごとの
利益貢献度が明らかになります。
尚、在庫計画を作成する際は、商品回転率の仕組みの理解が欠かせませんので、
商品回転率の仕組みは、経理部、財務部、経営企画室に所属する社員であれば、
必ず理解しておくべきことです。
商品回転率の計算式・・・売上原価÷棚卸資産
■棚卸資産回転率を構成する要素
@商品回転率
A仕掛品回転率
B原材料回転率
※在庫に関する用語一覧
棚卸資産(在庫) | 商品 | 製品 | 仕掛品 | 原材料 |
未成工事支出金 | 回転期間 | 回転率 | 棚卸資産回転期間 | 棚卸資産回転率 |
在庫回転期間 | 在庫回転率 | 商品回転期間 | 商品回転率 | 仕掛品回転期間 |
仕掛品回転率 | 原材料回転期間 | 原材料回転率 | 在庫管理 | 在庫計画 |
在庫予算 | 在庫投資 | 在庫金利 | 在庫管理の方法 | 棚卸 |
デッドストック | プロダクトミックス | 交差比率 | 適正在庫 | 安全在庫 |