No211・・・棚卸
棚卸とは、企業の決算の際に、商品、製品、半製品、仕掛品、原材料等の
在庫数量を確認する為の作業のことで、棚卸には、実地棚卸と帳簿棚卸があり、
通常、棚卸は、実際の在庫数量を実地に確認して、帳簿の在庫数量と照合して
在庫の数量差異を把握します。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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実地棚卸の現場の作業としては、実際に商品を手に取り数を数えて、
正確に棚卸票に数を記入する業務なのですが、在庫数が多かったり、
棚卸をする場所が複数あると膨大な作業時間となります。
また、棚卸の時期としては、定期棚卸、常時棚卸、不定期棚卸の3つがあり、
棚卸の方法としては、一斉棚卸と循環棚卸があり、一斉棚卸とは、
会社や倉庫にある全ての在庫について、時間を決め一斉に実施棚卸を行うことで、
循環棚卸とは、棚卸をする種類ごとに、順番に棚卸を行なう方法です。
尚、棚卸の準備から完了までのフローの概要は下記の通りです。
@棚卸責任者の決定
A棚卸日時の決定
B棚卸実施方法の決定
C棚卸の場所や種類を決定
D棚卸の実施
E棚卸記入用紙の回収・集計
また、実地棚卸をする際の主なポイントは下記の通りです。
@棚卸のスケジュール作成等の事前準備
A棚卸原票への記載はポールペンを利用する
B棚卸を実施する社員は、通常管理をしている社員以外で対応する
C棚卸原票への記録は2人1組で行い、1人が数えて、もう1人が記録する
尚、棚卸は、棚卸をした在庫数量により、利益が変動してくるので、
企業の利益管理の為には大変重要な業務で、実地棚卸は在庫管理の
重要なプロセスの1つといえます。
また、棚卸を、商品有高帳などを利用して、帳簿棚卸だけで行なうと正確な
在庫数量の把握は出来ません。
その理由は、商品有高帳への記帳ミスがあったり、在庫は盗難や紛失等の
可能性があり、それらの原因により帳簿残高と実際の在庫残高が一致する
ことはありえないからです。
この棚卸が完了した後は、棚卸資産(在庫)台帳と実地棚卸の数量の在庫差異分析を
行なうことになりますが、在庫数量が合わなくなる理由は、不正や盗難以外では、
従業員の記入漏れ(入力漏れ)、記入間違い(入力間違い)などしか通常は
ありえないため、こららのミスを少なくする為にも、在庫数量差異の原因を
特定して、その対策を在庫管理に取り入れる必要があります。
※在庫に関する用語一覧
棚卸資産(在庫) | 商品 | 製品 | 仕掛品 | 原材料 |
未成工事支出金 | 回転期間 | 回転率 | 棚卸資産回転期間 | 棚卸資産回転率 |
在庫回転期間 | 在庫回転率 | 商品回転期間 | 商品回転率 | 仕掛品回転期間 |
仕掛品回転率 | 原材料回転期間 | 原材料回転率 | 在庫管理 | 在庫計画 |
在庫予算 | 在庫投資 | 在庫金利 | 在庫管理の方法 | 棚卸 |
デッドストック | プロダクトミックス | 交差比率 | 適正在庫 | 安全在庫 |