No621・・・損益予算
損益予算とは、見積損益計算書を構成する売上高や売上原価などの
予算のことであり、損益予算は、資金予算とともに、経常予算を構成する
もので、損益予算の作成は、予算作成のスタートラインであり、
総合予算を作成する中で、最も基本的な予算です。
この損益予算は、売上予算、仕入予算、在庫予算、製造予算、販菅費予算、
営業外損益予算、特別損益予算、税金予算などで構成されており、
一般的な企業では、予算といえば、この損益予算のことだけを
指しています。
■ビジネスマンツーマンセミナー(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
・予算作成講座 ・経営管理講座
また、損益予算は、売上予算の内容次第で大きく変化しますし、売上予算は、
経常予算作成のスタートライトとなる計画でもあるので、損益予算において、
売上予算は、最も重要な計画なのです。
そして、損益予算は、企業においては、部門別に作成し、部門別損益予算を合算して、
全社損益予算となりますが、この部門別損益予算は、各部署に作成を依頼して
予算を立ててもらうのが、理想なのですが、各部署が予算を独自に作成している
ような企業は、ある程度規模の大きな会社のみとなっているのが現状です。
尚、損益予算の中の、売上予算は、適当な机上の空論の様な計画であれば、
経理部や経営企画室が、各部署にヒヤリングをしたり、経営者の意向を確認したり、
過去の実績を参考にするなどして、売上予算を作成することは出来ますが、
そのような方法で予算を作成することが、根本的な経営課題を把握できない
原因の一つとなっています。