No631・・・定性計画
定性計画とは、文章により作成する計画のことで、企業の定性計画といえば、
単年度経営計画や中期経営計画にて、数字で表せない計画のことを指し、
単年度経営計画や中期経営計画では、文章による計画である定性計画と
数字による計画である定量計画を作成することになります。
この定性計画は、数値化が難しい質の部分の定性目標を落とし込んだ計画であり、
定性計画の内容としては、どのような状態を達成したいのかを表現した計画で、
定性計画の具体的項目としては、ブランド力、コアコンピタンス力、マーケット、
イメージ、信用、知名度、組織体制、社員についてなどがあります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、定性計画の内容が、例えば、「社員の能力をアップする」という計画では、
あまりにも抽象的すぎて計画を達成したかも評価できないので、
「月に1回、外部の専門家を招き、少人数でテーマ課題についてディスカッションする場を設ける」
という具合の計画であれば、定性計画の達成水準を具体化することが出来ます。
このように、定性計画の作成ポイントとしては、どのような状態になれば、
計画を達成したといえるかを明確にすることであり、定性計画の内容は、
可能な限り具体的に表現する必要があります。
尚、経営計画は、定性計画と定量計画で構成されており、定量計画とは、
具体的・客観的な数字により作成する計画のことで、企業の定量計画といえば、
単年度経営計画や中期経営計画の予算のことです。