No1440・・・当期総製造費用
当期総製造費用とは、製造業において工場で当期の製造活動において発生した費用である
材料費、労務費、経費などの製品を製造するために費やした金額のことで、
当期総製造費用と当期製品製造原価(製造原価)は異なります。
当期総製造費用の計算式は、当期に発生した材料費、労務費、経費、製造間接費を合計することにより、
当期総製造費用を算出することができます。
また、非製造業の当期総製造費用に相当するのが、当期の仕入高です。
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この当期総製造費用の主要要素の説明は下記の通りです。
当期総製造費用の主要要素の説明
・材料費とは、製造原価を構成する1つである、製品を生産するために消費した材料を処理する勘定科目で、
材料費には、直接材料費と間接材料費があります。
・労務費とは、製造原価の要素の1つであり、製品を生産する過程で発生した従業員の賃金等を処理する勘定科目で、
労務費には、直接労務費と間接労務費があります。
・経費とは、製造原価の要素の1つであり、製品を生産する過程で発生した材料費や労務費以外の費用を
処理する勘定科目で、経費には、直接経費と間接経費があります。
・製造間接費とは 損益計算書の製造原価を構成する要素の1つであり、製品を生産する過程で発生した
どの製品にも特定できない費用を処理する勘定科目で、製造間接費は、 最終的に合理的な配賦基準を
基に各製品に配賦されます。