No1004・・・頭金
頭金とは、マイホームを購入する為に住宅ローンを利用する場合に、
不動産売買契約時に購入価格の一部として支払うお金のことであり、
頭金と手付金は厳密には同じ意味ではなく、頭金の金額は、物件価格から住宅ローン総額を
差引いて計算します。
この頭金の相場は、一般的には物件価格の20%以上必要といわれることが多いのですが、
頭金が20%以上必要であるといわれる理由としては、住宅金融支援機構(旧 住宅金融公庫)を
利用する場合の住宅ローンの借入限度額が、物件価格の80%と決まっていることが理由なのですが、
現在では、民間の金融機関では、物件価格の100%融資を実行したり、物件価格と諸経費全額まで含めた
110%融資を実行する銀行も増えています。
このような理由から、最近では、貯金がほとんどない人でも、マイホームを購入できるようになっているので、
頭金の相場や頭金の平均は、低下傾向となっています。
■ビジネスマンツーマンセミナー(会場はJR秋葉原駅徒歩1分)
・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
・予算作成講座 ・経営管理講座
ちなみに、不動産を購入する場合には、物件価格以外に諸経費が必要になりますが、
諸経費の概算としては物件価格の7%〜10%ぐらいであり、
その主な諸経費には下記のような項目があります。
マイホーム購入時に必要となる主な諸経費
■不動産仲介会社への仲介手数料(中古住宅である中古戸建てや中古マンションを購入するときだけ)
■不動産売買契約書に貼付する印紙税
■固定資産税・都市計画税の日割り分
■所有権移転登記に必要な司法書士への報酬等
■火災保険代金
■住宅ローン保証料
■住宅ローン事務手数料
また、頭金と手付金は混同されることが多いのですが、頭金は、物件価格から住宅ローン総額を
差引いた金額で、手付金は、不動産の売買契約時に必要となるお金なので、
仮に、物件価格の100%を住宅ローンで組む場合でも、不動産の売買契約時には、
手付金を要求されるケースがほとんどなので、契約時には、頭金と手付金の両方の性質を満たす意味で、
物件価格の5%〜10%のお金を支払うケースが多いわけです。
ちなみに、手付金には、証約手付、違約手付、解約手付という性質があり、
手付金の相場は、売買金額の10%です。
尚、無理な住宅ローンを組んでローン破たんしない為にも、マイホーム購入代金2割前後の
頭金の貯金ができてから、住宅を購入する計画の方が安全な資金計画であることはいうまでもありません。