No818・・・株主割当
株主割当とは、既存の株主の利益を損なわないように、既存の株主に対して、
持ち株数に応じた新株引受権を与えて、資金を振り込んでもらい、新しい株式を
発行し資本金を増やす資金調達のことで、株主割当は、有償増資の方法の1つです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この株主割当は、会社の株主構成を変えずに、増資をしたい場合に適した
方法であり、株主割当の流れとしては、最初に、既存の株主に新株予約権を
無償で割り当てて、次に、既存の株主に資金を振り込んでもらい、最後に、
新株式を発行することになります。
ちなみに、有償増資には、株主割当、第三者割当、公募増資などの方法があります。
尚、増資をすると問題になるのが希薄化であり、希薄化とは、企業が新株の発行を
することにより発行済株式総数が増加して、1株当たりの価値が低下することです。
希薄化により、一時的に既存株主の利益は損なわれる可能性もあり、一般的には
企業が新株の発行をして、大幅に希薄化する場合は、株式市場では嫌気される
傾向があります。