No915・・・ソルベンシーマージン比率
ソルベンシーマージン比率とは、保険業セクターである生命保険会社や損害保険会社の
経営の健全性を示す財務指標のことで、ソルベンシーマージン比率は、保険金の支払余力とリスクを
数値化した比率であり、ソルベンシーマージン比率200%が、財務の健全性の基準とされています。
このソルベンシーマージン比率を算出する為に必要なソルベンシーマージンは、
保険会社が、どれくらい保険金の支払能力があるかを示す数値のことです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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ソルベンシーマージン比率の計算方法は下記の通りです。
ソルベンシーマージン比率の計算式
ソルベンシーマージン比率=ソルベンシーマージン総額÷(リスクの合計額×0.5)×100%
ちなみに、ソルベンシーマージン総額とリスクの合計額の内訳は下記の通りです。
ソルベンシーマージン総額の内訳
■純資産合計
■価格変動準備金
■危険準備金
■一般貸倒引当金
■その他有価証券の評価差額×90%
■土地の含み損益×85%
■負債性資本調達手段等
■控除項目
■その他
リスクの合計額の内訳
■保険リスク
■予定利率リスク
■資産運用リスク
■経営管理リスク
■巨大災害リスク(※損保が対象)
尚、最近では、ソルベンシーマージン比率が、これから生命保険や損害保険に加入する際の
選択基準にもなっているので、これからは、財務基盤が脆弱な保険会社が淘汰されていくことは
間違いないでしょう。