No452・・・保険業セクター
保険業セクターとは、死亡・病気・事故などが起こった時に保証をする
生命保険と災害や事故などが起こった時に保証をする損害保険の
事業を営む企業の業種であり、保険業セクターの主な収入源は、
保険契約者から受取る保険料とその受け取った保険料を運用して
収益を得る資産運用益であり、保険業セクターの企業は、
機関投資家とも呼ばれています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この保険業セクターの企業には、生命保険会社と損害保険会社があり、
生命保険会社の利益の源泉は、死差益・利差益・費差益であり、
死差益とは、想定した死亡率により見積もった保険金の支払より、
実際の死亡で発生した保険金の支払が少なかった場合の利益で、
利差益とは、想定した予定利率で見積もった運用収入より、実績の
運用収入が多かった場合の利益のことで、費差益とは、想定した
事業費や経費の支払より、実績の事業費や経費の支払が少なかった
場合の利益であり、これらの死差益・利差益・費差益の3つが
生命保険会社の基礎利益と呼ばれています。
そして、保険業セクターの損害保険会社利益の源泉は、危険差益・
利差益・費差益であり、危険差益とは、想定した予定の損害率により
見積もった損害額より、実績の損害額が少なかった場合に生ずる
利益であり、利差益とは、想定した予定利率で見積もった運用収入より、
実績の運用収入が多かった場合の利益のことで、費差益とは、想定した
事業費や経費の支払より、実績の事業費や経費の支払が少なかった
場合の利益で、これらの危険差益・利差益・費差益の3つが損害保険会社の
基礎利益と呼ばれています。
また、保険業セクターの動向としては、景気低迷による不良債権の増加や
金融市場低迷による低金利などの影響で、契約者に約束している
運用利回りを確保できない時に発生する逆ザヤで収益が圧迫されており、
保険業セクターの企業は、この逆ザヤを解消する為に予定利率を引き下げる
動きもあります。
尚、保険業セクター企業の健全性を示す指標に、
ソルベンシーマージン比率という保険の支払い余力を示すものがあり、
このソルベンシーマージン比率が高い数値の企業ほど財務内容が
健全な企業です。
ちなみに、セクターと業種は同じ意味で使われており、日本の
業種別株価指数(SectorIndex)は東証業種別株価指数では33業種に
分類されています。
保険業セクター企業一覧
証券コード | 企業名 | 市場 |
8725 | 三井住友海上グループホールディングス | 東証1部 |
8729 | ソニーフィナンシャルホールディングス | 東証1部 |
8754 | 日本興亜損害保険 | 東証1部 |
8755 | 損保ジャパン | 東証1部 |
8759 | ニッセイ同和損害保険 | 東証1部 |
8761 | あいおい損害保険 | 東証1部 |
8763 | 富士火災海上保険 | 東証1部 |
8766 | ミレアホールディングス | 東証1部 |
8767 | ウェブクルー | 東証マザーズ |
8769 | アドバンテッジリスクマネジメント | 大証ヘラクレス |
8795 | T&Dホールディングス | 東証1部 |
8798 | アドバンスクリエイト | 大証ヘラクレス |
保険業セクターに関連する用語
※地震保険に関する法律、損害保険、地震保険