No346・・・VIX指数
VIX指数とは、米国のシカゴオプション取引所が、S&P500を
対象とするオプション取引の30日間の株価の値動きの度合い
であるボラティリティを基に算出・公表している指数です。
このVIX指数は、価格変動が激しいオプションのボラティリティが
基になっているため、その時々の投資家心理を表す的確な
指数であり、VIX指数は、相場参加者である投資家が狼狽し、
相場の先行きに極端な悲観論が蔓延している時に注目される
傾向がある為、別名、恐慌指数とも呼ばれています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、VIX指数は、恐慌指数の代名詞ともなっており、下落が
予想されるときほど高くなる指数であり、過去の代表的な
世界の金融市場が混乱した時のVIX指数の推移は次の通りです。
そして、VIX指数は、通常の相場の状態であれば、10〜20の価格の
範囲内で推移していますが、VIX指数が20を超えてくると、
世界の金融・経済の行方に何らかの異変を相場が感じている
シグナルと見ることができます。
いったん相場環境に不安心理が台頭してくると、
2008年のサブプライムローン問題を発端とする金融危機が起こる
以前では、世界の主要な株価指数である、NYダウやナスダック指数、
日経平均株価やTOPIXなどが大幅に下落した際の、過去の世界的な
金融問題が発生した時は、VIX指数が45前後まで上昇すると相場の
方向性が下落から上昇へと転機を迎えていましたが、2008年の
金融危機の際には、10月にVIX指数は89.53の高値をつけました。
ちなみに、VIX指数の正式名称は、
ボラティリティインデックス(VOLATILITY INDEX)です。
尚、過去の主要な出来事が起こった際のVIX指数の高値は
下記の通りです。
VIX指数−過去の主要出来事時の高値ランキング | |||
@ | 2008年10月 | サブプライム問題による金融危機 | 89.53 |
A | 1998年8月 | ロシア通貨危機 | 45.74 |
B | 2002年7月 | エンロン粉飾決算事件 | 45.08 |
C | 2001年9月 | 9.11米国同時多発テロ | 43.74 |
D | 1997年10月 | アジア通貨危機 | 38.2 |
VIX指数に関連する用語
※フィキシングメンバー
※アメリカ新通貨発行と金本位制度
※GSR(ゴールドシルバーレシオ)
※新円切換
※米国債と借金の本質
※通貨発行益(シニョリッジ)