No926・・・ゼロ金利政策
ゼロ金利政策とは、日本銀行の金融政策の一つで、短期金融市場の代表的な短期金利である
無担保コール翌日物の金利の水準を実質ゼロまで下げる政策のことであり、ゼロ金利政策の目的は、
設備投資や資産効果による景気刺激効果とデフレ回避が主目的です。
このゼロ金利政策がはじめて導入されたのは、金融危機により景気が落ち込んでいた1999年で、
その当時のゼロ金利政策を導入した主な目的は、金融システムの不安やデフレスパイラルを
防ぐためであり、ゼロ金利政策の導入・再開とゼロ金利政策の解除の推移は下記の通りです。
ゼロ金利政策の導入・再開とゼロ金利政策の解除の推移
■1999年2月ゼロ金利政策の開始
■2000年8月ゼロ金利政策の解除
■2001年3月ゼロ金利政策の再開
■2006年7月ゼロ金利政策の解除
■2010年10月ゼロ金利政策の再開
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、日銀は、金利のコントロールであるゼロ金利政策だけでは、なかなか目的を達成することが
難しいとの判断から、マネー全体の量の側面からコントロールする量的金融緩和政策も導入するようになり、
量的金融緩和政策とは、日本銀行の当座預金残高を調節することによって金融緩和を行う政策のことです。
尚、ゼロ金利政策の効果に関しては、景気が低迷して民間の資金需要が無い中では、
実際の政策効果に関しては限定的であるという意見が多いようです。