No939・・・TTS
TTSとは、企業や個人などの顧客が円を外国通貨に交換する場合の
レートのことを指しており、TTSは、銀行が企業や個人などの
顧客に売る時のレートともいうことができ、TTSは、対顧客電信売相場とも呼ばれています。
このTTSは、各通貨ごとに異なりますが、米ドル円の場合は、当日の基準外国為替レートである
TTMに1円を加えた値がTTSであり、TTB は、当日の基準外国為替レートである対顧客電信仲値相場(TTM)から
1円をマイナスした値となります。
ちなみに、TTSの正式な英語表記は、Telegraphic Transfer Selling rateであり、
この頭文字を取ってTTSと呼ばれています。
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
また、外貨建取引の売上高を会計処理する場合の、取引発生時点の為替相場(為替レート)とは、
取引日のTTBかTTMのことで、継続適用を条件に、取引日の属する月の前月や前週の平均相場のような、
1ヵ月以内の一定期間内のTTB(対顧客電信買相場)かTTMの平均値を適用することも出来ます。
そして、外貨預金の預入の際はTTSが適用され、外貨預金の払出時にはTTBが適用されるので、
仮に、預入時と払出時の為替レートが同じであっても、預け入れ時の元本割れをするリスクがあります。
尚、銀行は、TTSを決定する為のTTMを、毎日午前10時頃のレートを基準に決定しています。