No924・・・外貨預金
外貨預金とは、日本円を米ドル、ユーロ、イギリスポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、
南アフリカランドなどの外貨に交換して、その交換した外貨で普通預金や定期預金をすることであり、
外貨預金は、為替相場(為替レート)の変動による為替差益と金利で高い利回りを期待できる
可能性もありますが、その反対に元金割れする可能性もあります。
この外貨預金の預入の際は対顧客電信売相場(TTS)が適用され、外貨預金の払出時には
対顧客電信買相場(TTB)が適用されるので、仮に、預入時と払出時の為替レートが同じであっても、
預け入れ時の元本割れをするリスクがあります。
ちなみに、対顧客電信仲値相場(TTM)とは、企業や個人などの顧客向けの為替レートである対顧客電信売相場と
対顧客電信買相場の中間値のことであり、
また、外貨預金の税金としては、利子所得に対する20%の源泉分離課税と為替差益に対する税金があり、
為替差益は、雑所得として確定申告による総合課税となります。
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この外貨預金をした場合の具体例は下記の通りです。
外貨預金をして為替差益が発生した場合の具体例
■米ドルで100万円を1年間預け入れる
■金利は5%
■預入時のレートは1米ドル=100円
■満期時のレートは1米ドル=110円
収益の計算・・・金利5万円+為替差益10万円=15万円
年間利回り・・・収益15万円÷元金100万円×100=15%
外貨預金をして為替差損が発生した場合の具体例
■米ドルで100万円を1年間預け入れる
■金利は5%
■預入時のレートは1米ドル=100円
■満期時のレートは1米ドル=80円
収益の計算・・・金利5万円−為替差損20万円=▲15万円
年間利回り・・・収益▲15万円÷元金100万円×100=▲15%
上記の具体例を見ても、外貨預金は、為替相場次第で高利回りを期待できる反面、
大幅な元本割れのリスクを負うことになることが分かります。
尚、外貨預金は、円預金とは異なり、かなりリスクのある金融商品なので、
為替に関する知識がない外貨預金の初心者が気軽に手を出すべき
金融商品ではないので、外貨預金をはじめる場合は、少なくとも為替相場に
関する知識は、最低限身につけておくべきです。
ちなみに、外貨預金は預金保険(ペイオフ)の対象ではありません。
外貨預金に関連する用語
※インカムゲイン、資産、収益
※キャピタルゲイン、キャピタルロス