No74・・・複利の効果を再点検
複利とは、元金から生まれた利子を元金に組み入れることで
今度は利子にも利子がつくことをいいます。
よく雪だるま式に利子が増えるといれますが、
まさしく複利の効果はその通りといえるでしょう。
株式投資の観点から、複利の効果を再点検してみます。
まず、ある企業の純利益の成長率が30%で、配当等を全くせず、
その状態が10年間継続すれば、当初の純利益に比べて10年後の
純利益は約13.7倍になっています。
その企業の現在のPERが仮に100倍だっとしても十年後に株価に
変動がなければ、PERは約7.3倍に低下することになります。
これが成長企業の株のPERが高くなる理由で、
将来に業績が大幅に拡大するなら先周りをして、先に買う投資家が増えて
PERが高くなるのです。
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次に、株式投資の年間の投資収益率が30%でその状態を
10年間継続することが出来たら、当初の投資資金に比べて
10年後の投資資金は、先ほどの企業の例と同じく約13.7倍になっています。
よく、株式投資を始めたばかりの方は、年間の投資収益の目標を
年間50%だとか年間で最低2倍にしたい等の夢物語の様な数字を
掲げる方が多いのですが、年間50%を10年間継続出来れば、
元金が約57倍になり、年間100%を10年間継続出来れば、
元金はなんと1024倍になるのです。
もし100万円の元金でスタートした場合は、年間50%場合で
5700万円になり、年間100%の場合では約10億円にもなるのです。
複利の効果を利用すれば、そこまでの成績は無理だとしても、
堅実な投資スタイルでも、預金利回りを遥かに上回る運用成績を残すことは、
期待できるでしょうから、アルバートアインシュタインが言った、
人類最大の数学的発見・宇宙で最強の力である複利の効果を最大限に
生かすべきでしょう。