本文へスキップ

Ogata Investment 株式会社は、経営財務・予算作成コンサルティングを専門とする会社です。

複利の効果を再点検

複利の効果を再点検<ちょっと気になる四方山話経営財務情報








No74・・・複利の効果を再点検


複利とは、元金から生まれた利子を元金に組み入れることで

今度は利子にも利子がつくことをいいます。


よく雪だるま式に利子が増えるといれますが、

まさしく複利の効果はその通りといえるでしょう。


株式投資の観点から、複利の効果を再点検してみます。


まず、ある企業の純利益の成長率が30%で、配当等を全くせず、

その状態が10年間継続すれば、当初の純利益に比べて10年後の

純利益は約13.7倍になっています。


その企業の現在のPERが仮に100倍だっとしても十年後に株価に

変動がなければ、PERは約7.3倍に低下することになります。


これが成長企業の株のPERが高くなる理由で、

将来に業績が大幅に拡大するなら先周りをして、先に買う投資家が増えて

PERが高くなるのです。






■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内

※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)

経営管理セミナー  ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座

※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報

経理業務の利益貢献度経理業務の合理化の後に残るものいる社員といらない社員日本の不動産相場






次に、株式投資の年間の投資収益率が30%でその状態を

10年間継続することが出来たら、当初の投資資金に比べて

10年後の投資資金は、先ほどの企業の例と同じく約13.7倍になっています。


よく、株式投資を始めたばかりの方は、年間の投資収益の目標を

年間50%だとか年間で最低2倍にしたい等の夢物語の様な数字を

掲げる方が多いのですが、年間50%を10年間継続出来れば、

元金が約57倍になり、年間100%を10年間継続出来れば、

元金はなんと1024倍になるのです。


もし100万円の元金でスタートした場合は、年間50%場合で

5700万円になり、年間100%の場合では約10億円にもなるのです。


複利の効果を利用すれば、そこまでの成績は無理だとしても、

堅実な投資スタイルでも、預金利回りを遥かに上回る運用成績を残すことは、

期待できるでしょうから、アルバートアインシュタインが言った、

人類最大の数学的発見・宇宙で最強の力である複利の効果を最大限に

生かすべきでしょう。