No89・・・結果説明にしか過ぎない相場観の説明が多すぎます
ここ最近の世界の株式市場は上昇傾向が続いています。
しかし、新聞やテレビの報道は相変わらず悲観的な報道が多いことは変わっていません。
そして、株式市場に参加しているプロ、アマはどう考えているかというと、
大半の人は、最近日本の株式市場が底割れせず上昇傾向が続いていたのは、
公的資金の買い支えがあるからで、公的資金の買い支えが無くなれば、
相場はまた急落をするから、その時が本当の買い場だとの論調や、
公的資金が買い支えての上昇は、本当の良い需給では無いとの意見もある等、
結果の説明にしか過ぎない相場観の解説や目の前の現象をそのまま受け入れない
意見が多いのですが、果たして、本当にそうなのでしょうか?
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私は、物事の背景を考える時は、いつも次の言葉等を思いだします。
「存在とは 関係であり、現象として起きるすべてのことが真実である」
これは、空海(弘法大師)の言葉ですが、先ほどの公的資金の買いの件であっても、
公的資金が株を買っているのは事実ですし、そのことによって、
NYダウが連日安値を更新している状況でも株価が底割れをせず、
上昇する日があることも、嘘や幻ではなく真実なのです。
世の中の全ての出来事は、関連しており、その関連する者同士が
影響しあって起こる現象に嘘や幻はありません。
相場では買う人が多ければ上昇するし、売る人が多ければ下落します。
相場の価格形成は、あらゆる人が参加することで価格が決まる以外、
他に説明のしようはありません。
ただ、それだけなのです。
その現象に、ああでもない、こうでもないと屁理屈を説明しても何も生まれません。
現在は、株価上昇の要因の1つである、景気の底入れを示す現象は、
まだちらほらしか確認できませんが、それらの兆しは、
全て世の中と関連していることであるため、それらの動きの広がりは
やがて株価を押し上げる背景になる、投資家の買いたい気持ちを
後押しするようになるのでしょう。
しかし、それらの現象が万人の知るところとなれば、
相場は今の価格よりも更に上昇していることだけは間違いないはずです。