データ分析方法の基本
データ分析は、経営管理をするうえでも非常に重要な作業であり、
財務分析・予算作成・マーケティングなどの企業の様々な場面で必要となってきますので、
経営管理をする経理・財務・経営企画に所属する者としては、データ分析のやり方は、
しっかり理解しておく必要があります。
このデータ分析とは、文字通り、データ(計数)の分析をすることなのですが、
意外に、データ分析の基本が理解できていない方が多いようなので、
データ分析(計数分析)について簡単に説明すると、データ分析とは、どのような時にする作業かといえば
膨大なデータがあって、そのデータを一目見て理解できない時にする作業といえます。
当然ですが、データが大量にあれば、そのデータを一目見ただけでは、普通の人には何も理解できません。
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そこで、大量のデータを誰が見ても理解できるようにデータを加工して分析する必要があるわけです。
そして、大量のデータを何らかの基準により整理してデータを加工することで、
データの核心ともいうべき、データの構造とデータの変化を知ることができます。
また、データ分析方法のスキルは、ビジネスの世界では、計数能力と呼ばれており、
この計数能力は、ビジネスで意思決定をする際に重要となる、客観的な数字を根拠として判断し、
意思決定を的確に行うための能力で、データ分析方法の基本を身につけることは計数能力を
磨くことに繋がります。
この計数能力に重要なのは、データを大局的に読み取るスキル、データを加工するスキル、
データを表現するスキルです。
そして、データ分析は、データが蓄積されて、はじめて、過去のデータと比較することで、データの変化を
把握することができますので、比較できるデータが無ければ、データの構造しか分析することはできませんし、
データ分析は、質である比率と量である金額の両方を分析しなければ意思決定を誤ります。
尚、データ分析方法の基本的な手順は下記の通りです。
データ分析方法の基本的な手順
@データの全体像を掴む為に、データの合計、単価、件数、平均を表現する。
A上記のデータに何らかの基準を設けて、データを並べ替える。
B更に、上記のデータを指数化したり、データの構成比を表現する。
ちなみに、計数管理とは、勘や経験に基づいて意思決定を行うのではなく、客観的な数字を根拠として
分析・評価し、対策までの意思決定を的確に行う為に必要な管理のことで、
計数感覚とは、 企業活動と企業活動をした結果である数字の動きを関連付け、
その意味するところを考えることができる能力のことです。