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Ogata Investment 株式会社は、経営財務・予算作成コンサルティングを専門とする会社です。

計数管理

計数管理<経営者の為の用語集経営財務情報








No1495・・・計数管理


計数管理とは、勘や経験に基づいて意思決定を行うのではなく、客観的な数字を根拠として

分析・評価し、対策までの意思決定を的確に行う為に必要な管理のことであり、

計数の管理は、数字が訴えていることを読むだけでなく、数字が訴えていることを

誰もが分かるように表現して、数字に基づいた対策を実行する為に必要とされています。


計数管理は、数字が訴えていることを読むだけで終わっては意味がありませんので、

現在の数字が良いのか悪いのかを判断して、数字が悪い場合は、数字が良くなる為に、何をするべきかを

数字を根拠として対策をたてることになります。


ところで、計数分析をして、数字が訴えていることを把握したとしても、

その数字が良いのか悪いのかを判断する為には、何かと比較する対象が必要になるのですが、

その比較する対象は、理想の数字であり、あるべき姿の数字と比較するべきで、

あるべき姿の数字と比較することで、問題が顕在化して、課題が浮き彫りになるわけです。






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例えば、小売業の計数管理においては、販売トレンド、在庫、販売スペースに関する、

数字が訴えていることを時間単位で管理することは基本といえることですが、

計数管理において重要なことは、企業の経営活動の結果である財務諸表の数値の原因となる

経営活動の様々なプロセスの数字を管理することなので、財務諸表を分析する財務分析をしただけで、

計数分析が終わっているとしたら、そのような企業は、自社の本当の問題や課題を把握することは

不可能でしょう。


計数管理をすべき主な対象としては下記の通りです。


計数管理をすべき主な対象

・売場の効率を上げる
・過剰在庫の商品をへらす
・販売機会損失をなくす
・1u当りの客数を増やす
・一品単価をあげる
・売れ筋商品をみつける 
・廃棄ロス 
・生産プロセスの短縮
・リードタイム
回収サイト
支払サイト
販売サイト 


上記の計数管理をすべき主な対象を見ても、管理すべき手対象は、経営活動全般であることが明らかであり、

経営活動全般を計数管理をすることで、はじめて企業業績を向上させキャッシュフローの最大化をはかり、

バランスシートを改善することが可能となるのです。


このように、計数管理をすることは、経営の見える化を実現することにも繋がりますので、

このような観点からも計数管理の重要性を認識することが出来ます。


そして、計数感覚を磨く為には、データ分析方法の基本を理解した後は、様々に実務経験を積んで、

その経験の中から、学んだことを更に進化させる為に、実務で実践することを継続するほかはないでしょう。


このことを、野球に例えると、イチローと同じバットの振り方を真似することは直ぐにできますが、

イチローと同じような結果を直ぐに出すことは不可能なことと同じことです。


要するに、ビジネスに必要な計数感覚や計数能力も、あるレベルまでは、誰しもが到達可能なのですが、

そこから先のレベルに何所まで到達するかは、個人差が大きいということです。


ちなみに、データ分析方法(計数分析方法)の基本的な手順は下記の通りです。


データ分析方法(計数分析方法)の基本的な手順

@データの全体像を掴む為に、データの合計、単価、件数、平均を表現する。

A上記のデータに何らかの基準を設けて、データを並べ替える。

B更に、上記のデータを指数化したり、データの構成比を表現する。