No990・・・日照権
日照権とは、太陽の光を受ける権利のことで、日照権が問題になる場合は、
自宅隣接区画にマンションなどの高層の建物などが建設され日当たりが阻害される場合であり、
高層マンション等の増加に従い、日照権に関するトラブルも増加しています。
この日照権の確保をする為に、建築基準法では住宅などの建物に高さ制限を課しており、
住宅などの建物の高さ制限は、用途地域によって異なっています。
また、日照権の確保で特に重要なことは北側斜線制限であり、
北側斜線制限とは、建物を建築する土地の北側の土地の日照などを保護するための規制です。
ちなみに、建物の高さを制限する法規制は、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限の3種類あります。
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そして、一般的に、日照権の補償の対象になるものとしては、日照を遮られることによって生じる損害である、
照明に関する費用、暖房に関する費用、精神的苦痛による慰謝料などがありますが、
日照権を主張する前提としては、お互いに我慢すべき範囲である受認限度を大きく超えている場合です。
尚、日照権は民法上の権利でもありますが、日照権が問題になった場合は、
社会生活を送る上で我慢できる限度である受認限度を超えているかどうかが争点となります。
ちなみに、日照権の相談は、住宅に関するトラブルの中でも多いのですが、
不動産を購入後すぐに、不動産会社から不動産を購入する前には知らされていなかった
日照権の問題が発生した場合は、不動産会社に瑕疵担保責任がある場合がありますので、
そのような場合は、弁護士に相談すべきでしょう。