No58・・・暴落相場の短期的な転換点
長期的な相場の転換点を予測するのは、
なかなか難しいかも知れませんが、短期的な相場の転換点になる
可能性を見つける事は、それほど難しくないと思います。
例えば、昨年の10月後半の相場の急落の時ですが、
10月28日に日経平均はザラ場の安値で6994円をつけて、
それ以降その価格を割り込むことなく現在に至っています。
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そのような時期に、相場の転換点が近いと誰でも判断できる方法が
2つあると思っています。
1つは客観的なテクニカル分析に利用する25日移動平均乖離率です。
相場全体のオーバーシュートを判断する時は、
日経平均かTOPIXの25日移動平均乖離率を確認すればよく、
通常は-10%の乖離率になれば、オーバーシュートしていると判断でき、
事実、この20年間で日経平均の25日移動平均乖離率が-10%を
超えたことは数えるほどしかありませんでした。
しかし、今回は昨年の10月27日に日経平均で-28.42%の乖離率を記録しています。
ちなみに、日経平均の25日移動平均乖離率が-20%を超えたことは、
今年を除いてこの20年間では一度もありませんでした。
もう1つの方法は、テレビや新聞の報道状況を見ることです。
株価が暴落してくると、今まで株価等見向きもしなかった新聞やテレビが
連日のようにこの世の終わりが来たかのごとく不安心理を煽る報道が続きます。
だいたいこのような状況も、暴落相場の転換点が近いときに、
よく起こる現象です。
私は、以上の2つの方法で、だいたいの短期的な株式相場の転換点は
掴めると思っていますので、相場の暴落時は、この2つのことを
注意深く確認しています。