No1012・・・リロケーション
リロケーションとは、不動産仲介会社などが、遠方や海外への期間限定の転勤により
留守宅になった一戸建てやマンションを預かって、企業や個人に賃借人の斡旋をしたり、
預かった建物の維持管理を行うサービスのことで、このリロケーションは、
定期借家権が2000年(平成12年)3月1日から認められたことにより、
サービスの提供が可能となりました。
定期借家権が認められるようになる以前は、転勤などで数年間だけ家を空けるように
なったとしても、賃借人が居座り続けたり、建物の明け渡しを求めた際に立退料を
支払わねばならない等の問題があったので、一定期間だけ留守宅を貸すことができませんでしたが、
2000年(平成12年)3月1日に定期借家権が認められるようになってからは、
そのような心配も解消されたので、リロケーションのサービスが一気に広がる切っ掛けとなりました。
ちなみに、リロケーションの英語表記はrelocationで、本来の意味は、
移転または配置転換を意味しています。
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また、リロケーションを依頼する場合の手数料としては、賃料に関わらず定額手数料の場合や、
一定以上の賃料の場合に定額手数料になる場合や、賃料に対して数%の場合などがあり、
リロケーションの手数料は、不動産会社によって異なるのが現状です。
そして、借りる立場の人からリロケーション賃貸物件を見ると、賃貸契約は必ず定期借家権契約になるので、
この定期借家権契約は、借りる立場の人にとっては、非常に不利益が多い賃貸契約の形態といえます。
尚、リロケーションを利用する物件のオーナーには不動産所得が発生しますが、
このリロケーションによる得た収入は、確定申告をする必要があり、リロケーション収入には、
毎月の賃料や契約時の礼金がありますので、それらの収入から管理維持費などを差し引いた
残りの金額が不動産所得となります。
ちなみに、不動産会社では、リロケーションの確定申告手続の代行サービスを提供しているところが
ほとんどなので、リロケーション会社に確定申告を依頼すば、煩わしい確定申告から解放されます。