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常識や固定観念に囚われていると平凡なリターンしか得られない

常識や固定観念に囚われている<ちょっと気になる四方山話経営財務情報








No55・・・常識や固定観念に囚われていると平凡なリターンしか得られない


日常生活のあらゆるところに、常識と呼ばれていることがあります。


常識とは、誰しもが当然のこととしている知識や価値観

そして判断力のことで、常識は社会が異なる他の社会では

非常識となることもあります。






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以上のように、私たちが日常的に使っている、

「それは常識だよね」

の常識とは、限られた地域やある時代にしか通用しないものであることが多く、

常識はどんな時代や社会にも通用する普遍的な真理ではないということです。


次に、常識の話をした後に、トヨタ自動車の話をしたかったのですが、

トヨタは、09年3月期の連結決算の業績予想を下方修正し、

通期の連結営業損益は1500億円の赤字になると発表しています。


この報道を聞いた人は、最近の円高や世界的な自動車の販売不振であれば、

あそこまでの落ち込みもあり得るのだろうと思った方がほとんどだと思います。


そこで、最近の大幅な円高輸送用機器セクターである

自動車の販売不振=自動車会社の利益低下という、常識(固定観念)にとらわれず、

思考を停止させないで他に何か違う理由もあるのかなと頭を働かせてみることです。


例えば、トヨタに関する問題とは、内部問題と外部問題がありますが、

明らかに現在の大きな問題とは外部問題でしょう。


そして外部問題の中で、現在注目されていることはビッグ3の行方が最大の焦点だと思います。


ビッグ3の行方とは倒産するかどうかですが、もしビッグ3が倒産した場合、

トヨタに振りかかる最大の問題は何なのでしょうか?


私が考える最大の問題とは、ビッグ3が倒産した場合、米国政府からトヨタが、

ビッグ3社員の雇用を引受けてほしいと依頼をされることではないかと思っています。


もしそんなことにでもなれば、トヨタ社員より高給なビッグ3の社員に

ビッグ3のOBの年金や医療給付金まで押し付けられる可能性もあるでしょう。


米国はそれぐらいの事は平気でやる国です。


しかし、トヨタも現在の世界的な自動車販売減少で赤字に転落していれば、

仮に米国政府からそのような依頼を受けたとしても、正当な断る理由も出来るわけです。


トヨタの首脳が深い意図があって、あえて赤字決算予測を出したかどうか定かではありませんが、

そのような見方も出来ると思います。


というわけで、株式投資でも大多数の人と同じようにしか考えなければ、

大多数の人と同じような成果しか得られません。


人間は、自分が考えていること以上のことは、行動に移すことができないのです。


要するに、常識や固定観念に囚われていると、

見えているのに気がつかない状態に陥ってしまいます。


今までの自分の殻を破る為や、もう一段あらゆるジャンルでレベルアップをしたいと思われる方は、


「常識を疑え」


「固定観念に囚われるな」


少なくともこの2つのことは常に意識すべきだと思います。