No184・・・先日付小切手
先日付小切手とは、振出日以降の支払い予定日を小切手の
日付欄に記載したもので、先日付小切手を取得し銀行に提示すれば
現金化できますが、通常は先日付小切手を受け取ること自体、
銀行に小切手の日付日に取立て依頼をすることを承認していることになり、
先日付小切手は、通常小切手の日付前に銀行に取立て依頼することは
商習慣上ありえません。
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(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この先日付小切手を受け取った場合は、現金として処理することは
安全上問題があるので、先日付小切手という勘定科目で会計処理をして、
振出日付が到来した時点で、先日付小切手から当座預金の勘定科目へ
振り返るのが一般的な会計処理になります。
そして、一般的に先日付小切手を振出す企業は、資金繰りの状態が
良くない企業であることが多い為、売上債権などの回収の際に、
クライアントが先日付小切手で支払おうとした際は、与信管理と
営業政策を考慮して、その先日付小切手を受取るかどうか判断するべきで、
与信管理と営業政策を考慮せずに先日付小切手を受取ることは、
リスク管理の観点からも好ましくないため、先日付小切手に関する
与信管理上のルールと、クライアント毎の営業政策を明確にしておく
必要があります。
また、先日付小切手は受取手形に近い性質を持つものであるため、
リスク管理の観点からは受取手形と同様に考えておくべきものです。