No1120・・・居抜き
居抜きとは、不動産の売買や賃貸の取引をする際に、事務所・店舗・工場などに
家具や設備などをつけた状態で売買や賃貸の取引を行う事を意味しており、
居抜き物件のメリットとしては、初期投資を低く抑え短期で事業をはじめることができることです。
これから事業をはじめる人や、初期投資を抑えて店舗展開をしたい企業にとっては、
居抜き物件は非常に魅力的な物件であり、現在では、居抜き物件を専門に取り扱っている
不動産仲介会社やネットで居抜き物件を専門に情報を配信しているサイトも存在するほどで、
居抜きで、開業、開店、出店をする人や企業は増加しています。
また、居抜き物件を借りる際は、物件の賃貸借契約と建物内にある家具や設備などの造作譲渡契約を
結ぶ必要があります。
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・事業計画書作成セミナー
・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座 ・経営計画作成通信講座
■各種コラム・ちょっと気になる四方山話・不動産相場情報
・経理利益貢献度・経理合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・四方山話・日本の不動産相場
■法人向けサービス(マーケティング、財務等の各種コンサルティング)
・社員研修セミナー(経理・財務・経営企画の社員研修) ・管理職代行サービス ・1日コンサルティング
そして、一般的に、店舗を閉店する場合や店舗を移転する際には、賃貸借契約に基づき原状回復を
行なう必要がありますが、賃貸借契約を解約する前に、居抜き店舗として後継テナントを
探すことができれば、原状回復費用を大幅に抑えることができたり、現在使用している店舗造作等を
売却することで、設備投資をした資金の一部も回収することができます。
尚、主な居抜き物件のメリットと主な居抜き物件のデメリットは下記の通りです。
主な居抜き物件のメリット
■改装費や設備機器などの初期投資を低く抑えることができること。
■短期間で事業をはじめることができること。
■イニシャルコストが低いので損益分岐点(BEP)も下がること。
主な居抜き物件のデメリット
■店舗のレイアウトの変更が難しいこと。
■設備に問題があった場合は、結果的に多額の追加投資が必要となること。
■造作譲渡手数料が発生すること。
ちなみに、賃貸している店舗を居抜きで売却する際の注意点としては、貸主へ解約通知を
する前に後継テナントを見つける必要があることと店舗で使用しているリース物件の
取り扱いなどがあります。