No144・・・グルーピング
グルーピングとは、減損損失の会計処理を適用する時、
キャッシュを生み出す最小単位に分類することで、
グルーピングによる分類は、企業固有の事情によって異なり、
グルーピングは資産グループを広く捉えるほど、
減損損失の額は少なくなります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
このグルーピングは、資産グループの最小単位で収支が継続的に把握されている
資産グループをグルーピングの最小単位に決定します。
また、グルーピングは、ある資産グループのキャッシュフローが、
別の資産グループと事業上関係があり、その資産グループの
キャッシュフローに大きく影響する場合は、それらの資産グループは
1つの資産グループとしてグルーピングします。
そして、グルーピングの仕方により、減損損失を認識するかどうかの判断が
変わる場合があり、それは、利益を出している資産のグループと損失を出している
資産のグループを1つのグループとしてグルーピングした場合に、減損会計が
不要と判定される場合です。
ゆえに、グルーピングの方法には、非常に主観的な要素が大きく、減損損失の
会計処理を避ける為に、恣意的に、減損損失を回避する為のグルーピングを
採用するような、粉飾決算すれすれの会計処理をすることも出来る為、
企業が保有する資産全てが、資産の帳簿価額に見合ったキャッシュフローを
創出していると判断するのは早計です。