No2170・・・外張断熱
外張断熱とは、建物の骨格や建物の骨組みである躯体(スケルトン)の室外側に断熱材を
張りつけていることで、外断熱は、外断熱とも呼ばれることがあります。
この外張断熱である外断熱工法(外張断熱工法)では、躯体の外側を断熱材で覆ってしまうので、
基本的に、熱橋(ヒートブリッジ)が生じることはありません。
また、外張断熱は、建物の躯体(スケルトン)の外側の壁に断熱材を張りつけるので、
住まいにとっての大敵である柱や土台を腐らせる原因となる内部結露を防ぐことにも有効であるだけでなく、
建物の躯体の耐久性を維持する効果もあるので、地震に対する耐震性を維持することにも繋がり、
更に、住まいの耐用年数を延ばす効果もあるところが、外張断熱のメリット・長所・良い所といえるでしょう。
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そして、外張断熱は、躯体の外側を断熱材で覆ってしまう工法のため、断熱施工をする際にも隙間が
発生することは基本的には考えられないので、当然、気密性も高くなり防湿や気密の工事が容易です。
また、外張断熱のデメリット・短所・悪い所としては、材料コストが高いこと、施工に対応することが
できない工務店があること、重い建材は使用できない場合があること、新建材を使用するので燃えやすい
種類も多く燃えた場合に有毒ガスがでる場合があること、隙間なく施工をすることが難しい場合があること、
シロアリの被害を受ける可能性が高いことなどがあります。
シロアリが侵入してくる理由としては、断熱材の内部は冬場でも比較的暖かく、シロアリにとって
居心地の良い環境であることが原因であり、外張断熱のメリットともいうべき点が災いしていますので、
外張断熱を採用する際は、シロアリ対策も万全にしている外張断熱工法を採用している業者を選択するべきでしょう。
ちなみに、ハイブリッド断熱では、内断熱(内張断熱)と外断熱(外張断熱)の両方を取り入れています。
尚、外張断熱以外の断熱や遮熱に関する用語としては下記の通りです。
断熱や遮熱に関する用語
・外断熱
・外張断熱工法(外断熱工法)
・内断熱
・内張断熱
・内張断熱工法
・充填断熱
・充填断熱工法
・内外断熱
・内外断熱工法
・ハイブリッド断熱
・ハイブリッド断熱工法
・表面結露
・内部結露
・熱橋
・ヒートブリッジ
・構造熱橋
・冷橋
・温橋