No24・・・1年基準
1年基準とは、ワンイヤールールとも呼ばれ、貸借対照表の資産と負債を、
流動区分と固定区分に分類するための基準であり、1年基準で判断する前に、
まず正常営業循環基準で分類し、その後に1年基準で資産と負債を、
流動区分と固定区分に分類することになります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、1年基準の判定方法は、貸借対照表(BS)作成時点から現金化・費用化・
収益化・支払われるまでが1年以内であれば、流動資産又は流動負債とする
ルールになります。
次に、1年基準により流動資産と流動負債に区分されるものは、決算日を基準にして、
1年以内に現金の受け取り又は支払いが予測されるものです。
その1年基準により区分された流動資産と流動負債を比較し短期支払能力を
分析することは、静態的分析(ストック分析)の分析手法1つです。
そして、1年基準により固定資産と固定負債に区分されるものは、決算日を基準にして、
1年を超えて現金の受け取り又は支払いが予測されるものです。
その1年基準により区分された固定資産と固定負債及び自己資本を比較し
長期支払能力を分析することも静態的分析(ストック分析)の分析手法の1つです。
尚、企業の通常の営業活動で生じる売上債権、棚卸資産、仕入債務は、
1年を超える場合でも、1年基準で流動・固定の区分を判定するのではなく、
正常営業循環基準により、全て流動資産又は流動負債とします。