No53・・・利益準備金
利益準備金とは、債権者保護の目的の為、企業活動により稼得した
利益のうち内部留保すべき金額が法律で義務付けられており、
利益準備金は資本準備金とともに、会社法で定められた法定準備金であり、
利益準備金は、利益剰余金に含まれ、バランスシートにおける純資産の
構成要素です。
また、利益準備金が計上されるケースは、剰余金の配当等を支払う場合で、
その配当金額等に10分の1を乗じて算出した金額を、利益準備金と資本準備金の
合計で計上する必要があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
そして、利益準備金が増加することは、資本準備金の増加と同じく
企業の財務の健全性が増すことになり、利益準備金が増加すれば
結果として債権者の利益を保護することにも繋がる為、利益準備金は
会社法では積み立てが義務づけられている法定準備金なのです。
ちなみに、会社法では資本準備金と利益準備金を区別して規制することが
廃止されていますが、貸借対照表の表記では、資本準備金と利益準備金の
区分は残っています。
尚、利益準備金の取崩に、株主総会の普通決議が必要なのは、
債権者利益を保護することを目的としています。
利益準備金の取崩目的
@会社の欠損金を補填する為
A資本金への組み入れの為
B配当原始にする為(資本金の4分の1を超える部分)
利益準備金に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー