No50・・・利益剰余金
利益剰余金とは、企業が損益取引により生み出した剰余金のことで、
利益剰余金は、利益準備金とその他利益剰余金の合計額で構成され、
利益剰余金は、貸借対照表の純資産の部を構成する一項目なのです。
また、利益剰余金の中の、利益準備金とは、債権者保護の目的の為、
企業活動により稼得した利益のうち内部留保すべき金額が法律で
義務付けられており、利益準備金は資本準備金とともに、
会社法で定められた法定準備金になります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
そして、利益剰余金の中の、その他利益剰余金とは、企業が任意で獲得した
利益の一部を取締役会等の決議に基づき設定される任意積立金等と、
当期純利益と前期からの繰越利益の合計金額である繰越利益剰余金のことです。
また、利益剰余金に含まれる任意積立金とは、企業が任意で利益の一部を
内部留保したもので、任意積立金は、役員退職金積立金や海外投資等損失準備金などの
特定の目的の為に積み立てる場合と、特定の目的ではない場合は別途積立金の名称で
区分されます。
尚、利益剰余金を増やす為には、企業活動により利益を継続して獲得するしかなく、
中期経営計画を策定する場合に、企業の成長ステージが初期段階の場合は、
企業業績拡大に寄与するレバレッジ比率を高める財務バランスを活用することが、
結果として利益剰余金を増やすことに繋がります。
利益剰余金に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー