No48・・・資本準備金
資本準備金とは、株式会社が株式を発行して株主である投資家が
払込んだ金額のうち、資本金として計上しなかった金額を処理する
資本の勘定科目で、株式の発行価額の2分の1迄を資本準備金とすることができ、
資本準備金は、資本剰余金に含まれており、バランスシートにおける
純資産の構成要素です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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当然、資本準備金が増加することは好ましいことであるため、
増資をする際は、多額の資金調達が出来るように、中期経営計画と
外部環境も考慮して作成した資本政策に拘らず、その時の自社の株価が
非常に高い評価を得ている時に実行することが重要で、自社の株価が
高い時に増資を実行できれば、結果として自社の財務基盤を安定させる
資本準備金の増加にもつながり、希薄化も最小限で押さえることが出来るため、
既存の株主のデメリットも緩和できます。
また、資本準備金を取り崩す為には、株主総会の普通決議が必要となり、
資本準備金を取り崩して使用する目的は主に下記の様になっています。
尚、資本準備金の取崩に、株主総会の普通決議が必要な理由は、
債権者利益を保護することを目的としているからです。
資本準備金の取崩目的
①会社の欠損金を補填する為
②資本金への組み入れの為
③配当原始にする為(資本金の4分の1を超える部分)
資本準備金に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー