No870・・・税務調査
税務調査とは、 国税局や税務署が、納税者である法人や個人の申告内容が
正しいかどうかを検証するために行う調査のことであり、基本的な税務調査対象の
選定基準は、申告内容に何らかの異常性があると認められる場合です。
この税務調査は、一般的な任意調査の場合は、税務署から調査を行う旨の通知が電話であり、
税務調査の日程や場所についての調整を行ってから、税務調査の日程が決定します。
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このような任意調査の税務調査と正反対なのが強制調査の税務調査であり、
強制調査の場合は、事前通知なく、いきなり税務調査が強制的に開始されます。
また、税務調査は、任意調査と強制調査に分類することができ、
任意調査とは、法人や個人の申告内容について確認をするために行われる調査であり、
強制調査とは、国税犯則取締法により、裁判所からの捜査令状を得て、
国税局査察部が強制的に証拠物件や証拠書類を押収して行われる査察調査です。
ちなみに、国税局査察部は、一般的に、マルサと呼ばれています。
尚、一般的な、税務調査の流れは下記の通りです。
税務調査の流れ
①国税局内や税務署内の調査で、過去の業績の推移、同業他社との比較などで
異常性があると認められる
②税務署から、企業へ税務調査が入る旨の電話連絡が入る(およそ税務調査の2週間くらい前)
③企業は、税務調査の当日までに総勘定元帳などの会計帳簿や証憑を準備する
④税務署は、税務調査の当日に、会計帳簿や証憑のチェック、事務所や工場の確認などの一般調査
⑤税務当局は、税務調査の当日などに、銀行などの金融機関や取引先等への反面調査
⑥税務当局と企業は、税務署からの指摘についての協議
⑦企業は、税務署からの指摘について修正申告をする