No143・・・会計帳簿
会計帳簿とは、企業の事業活動を仕訳、記録する書類で、会計帳簿は
会計業務の最終目的である財務諸表を作成する基になるもので、
会計帳簿は企業会計原則等により一般的に公正妥当と認められる方法で
作成する義務があり、会計帳簿は会社法にて作成が義務付けられている
証憑なのです。
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(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
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この会計帳簿には、主要簿である仕訳帳と総勘定元帳と企業の必要に応じて
作成する補助簿である、現金出納帳や売掛金元帳・買掛金元帳等があります。
また、会社法433条1項に、総株主の議決権か発行済株式の100分の3以上を
保有する株主は、会計帳簿の閲覧または謄写を請求することができる旨の
規定があり、この会計帳簿閲覧権を利用して閲覧または謄写が出来るのは、
過去の裁判の判例によると、総勘定元帳、手形・小切手元帳、現金出納帳、
売掛金補助簿、会計伝票などが、株主の権利としての会計帳簿閲覧権の
対象となる資料に該当するそうです。
ちなみに、この会計帳簿閲覧権を楽天がTBSに対して行使しましたが、
裁判所は、楽天とTBSが将来競争関係になる可能性があることを理由にして、
楽天からの会計帳簿閲覧請求を却下しました。
また、会社法には、会計帳簿閉鎖時から10年間、会計帳簿・その他事業に関する
重要資料を保存する義務があると規定されています。
ちなみに、法人税に規定されている会計帳簿などを保存すべき期間は
7年間となっています。
尚、最近は、e-文書法(電子文書法)の施行に伴い、会社法や税法で保管が
義務づけられている証憑も、紙で作成された書類をスキャナで読み込んで電子ファイルに
変換して保存する企業も増えていますが、会計帳簿は、電子計算機から印刷して、
紙による保存が必要です。
※会計事務所の仕事
※会計事務所の経営(クライアントが求めている質の高いサービス)
※資格神話の崩壊
※アウトソーシングとルーチン業務