No929・・・容積率
容積率とは、敷地面積に対する建物の延床面積の割合のことで、
例えば、100坪の土地を所有していて、その土地の容積率が200%だった場合は、
最大で200坪の建築面積の建物を建てることができる容積率の計算になります。
この容積率は、都市計画によって用途地域毎に50%〜1300%の範囲で制限が定められており、
建築基準法上は、容積率を超える建築面積の建物を建てることは出来ません。
また、容積率が大きな不動産であれば、より大きな建物を建築できることになりますので、
容積率が大きな土地は、容積率が小さな土地よりも価値が高いといえます。
この容積率は、平成15年の建築基準法の改正により、一定条件を満たす建築物については、
都市計画にて定められている容積率を最大1.5倍まで緩和できるようになりました。
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ちなみに、建ぺい率とは、敷地面積に占める建築面積の割合のことであり、建ぺい率と容積率が大きい土地の
価値がより高いことはいうまでもありません。
尚、容積率がオーバーしている物件を購入する場合は、住宅ローンが組めない可能性が
ありますので注意が必要です。
用途地域別の容積率一覧表
用途地域 | 容積率 |
第一種低層住居専用地域 | 50%・60%・80%・100%・150%・200% |
第二種低層住居専用地域 | 50%・60%・80%・100%・150%・200% |
第一種中高層住居専用地域 | 100%・150%・200%・300%・400%・500% |
第二種中高層住居専用地域 | 100%・150%・200%・300%・400%・500% |
第一種住居地域 | 100%・150%・200%・300%・400%・500% |
第二種住居地域 | 100%・150%・200%・300%・400%・500% |
準住居地域 | 100%・150%・200%・300%・400%・500% |
商業地域 | 200%・300%・400%・500%・600%・700%・800%・900%・1000%・1300% |
近隣商業地域 | 100%・150%・200%・300%・400%・500% |
工業地域 | 100%・150%・200%・300%・400% |
準工業地域 | 100%・150%・200%・300%・400%・500% |
工業専用地域 | 100%・150%・200%・300%・400% |
容積率に関連する用語
※セットバック、幅員、道路幅員
※角地、準角地