No985・・・不動産流通標準情報システム
不動産流通標準情報システムとは、国土交通大臣から指定された土地や建物などの
不動産の情報を公開する指定流通機構である公益法人が運営する不動産の情報システムのことで、
不動産流通標準情報システムへの登録をするのは、媒介契約を結んだ元付業者である不動産会社であり、
不動産流通標準情報システムの登録が義務付けられている媒介契約は、専属専任媒介契約と専任媒介契約で、
不動産流通標準情報システムは、一般的に、レインズ(REINS)と呼ばれています。
この不動産流通標準情報システムを運営する不動産流通機構は全国に4つあり、その4つの公益法人は、
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)、中部圏不動産流通機構(中部レインズ)、
近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)、西日本不動産流通機構(西日本レインズ)があります。
また、媒介契約を結んだ元付業者である宅地建物取引業者は、専任媒介を交わした時は、
必ず不動産流通標準情報システムへの登録をすることになりますが、
不動産流通標準情報システムへ登録するまでの期間は、
専属専任媒介契約の場合が、媒介契約の日から5日以内で、専任媒介契約の場合が、
媒介契約の日から7日以内となっています。
この不動産流通標準情報システムは、売買物件だけ登録されているのではなく、
不動産流通標準情報システムには、賃貸物件も登録されています。
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尚、一般媒介で一般媒介契約の場合は、不動産流通標準情報システムへの登録は任意となっていますが、
ほとんどの不動産仲介会社は、一般媒介契約の場合でも不動産流通標準情報システムへの登録をしています。
尚、東日本不動産流通機構のホームページでは、東京圏のマンション流通価格を指数化した、
東京圏マンション流通価格指数や首都圏の地区別の中古マンション、中古戸建住宅・新築戸建住宅、
土地などの成約・新規登録・在庫状況等が毎月一ヶ月に一回公表されていますので、
東日本不動産流通機構のホームページにアクセスすれば、首都圏の不動産市況のデータを
自分自身の目で確認することができます。
ちなみに、不動産流通標準情報システムの英語表記は、Real Estate Information Network Systemであり、
この英語表記の頭文字を散ってレインズ(REINS)と呼ばれています。
不動産流通標準情報システム
※宅建業法、宅地、建物、宅地建物取引業法、不動産情報