No2・・・新事業年度の前によく見かける光景
新事業年度が始まる数ヶ月前から、経営企画室の社員達は忙しくなります。
企業の新事業年度予算は、各部門毎に、数年間の事業の大枠の計画である、
中期経営計画を単年度の事業計画に変換し直し、部門別、担当者別、商品別等の
セグメント別と月別に予算を作成します。
そして、経営企画室の社員たちは、社内の各部署から提出された新事業年度予算を
取り纏める為に、毎晩遅くまで時間を掛けて膨大な予算資料を作成しています。
一般的に、上場している大企業の経営企画室の社員は、自分たちが予算の取り纏めに
膨大な時間を要することは当然のことと思っているでしょうし、サラリーマン経営者も、
詳細な精度の高い新事業年度予算を作成しろと要求しています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
しかし、これがオーナー社長の会社になると随分と様子が変わってきます。
大半のオーナー社長は、机上の計画を時間をかけて詳細に作ることに、
価値は無いと思っている方がほとんどですし、実際それは事実でしょう。
現実のビジネスは、計画通りにいくほど甘いものではありません。
オーナー社長は自分自身の人生の全てを掛けて長年事業に取組んでいますので、
そのことが身にしみて分かっています。
しかし、そのような意識は、大企業のサラリーマン社長には、到底理解出来ることでは
ないでしょう。
また、大半の大企業では、そのような生産性の低い業務が、企業の競争力を落とす
原因にも繋がる無駄な業務だと誰も気がついていないので、企業の寿命なるものが
自然にできてしまい、企業の淘汰に繋がっていきます。
それだけ、大企業では、予算業務に限らず、生産性の低い業務に多大なコストを
掛けています。
しかし、ベンチャー企業(中小企業)の皆様は、大企業の真似をする必要もありませんし
、その様な無駄な業務にコストをかけることもしないでしょう。
このように、企業の新事業年度予算は、大勢に影響の無い程度のざっくりとした
予算があれば充分なのです。
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算、金融、金利