No632・・・営業債権
営業債権とは、企業が本業の営業活動をすることにより発生した売掛金や
手形債権である受取手形のことで、営業債権が発生することは取引先に
与信を与え信用取引していることになり、営業債権は、売掛債権や売上債権と
呼ばれることもあります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この営業債権の回収サイトは、資金繰りに大きな影響を与えるので、
営業債権を管理する際は、総合予算を作成する際に計画した営業債権の
回収サイトと実績の営業債権回収サイトを常時チェックすることが必要で、
計画上の営業債権回収サイトより実際の営業債権回収サイトが長期化すれば、
それだけ資金繰りを圧迫することになるので、営業債権回収サイトの管理は
とても重要な業務プロセスなのです。
ちなみに、営業債権の回転期間分析においては、営業債権回転期間が大きくなると
企業の資金繰りにとってはデメリットになり、回転率分析においては、営業債権回転率が
大きくなると企業の資金繰りにとってはメリットになります。
また、売上高が一定であるのに、営業債権が増加することは要注意で、営業債権が
増加する理由としては、回収遅延が生じている債権があること、営業債権の回収サイトが
長期化していること、手形の回収が増加していること、現金売上が減少していること等が
あります。
尚、営業債権の回収が滞ると、資金繰りを圧迫するので、与信管理が重要となってきますが、
与信管理業務とは、与信調査をして取引をして良い会社と取引をすると危険な会社を選別し、
取引先毎に信用を供与して、販売代金(売上債権)の回収の確実性を高めることです。