No634・・・営業債権回転期間
営業債権回転期間とは、営業債権が売上高の何日分残っているかを示す
財務指標で、営業債権回転期間の計算は、営業債権残高を売上高で割り
365日を掛けて算出し、営業債権回転期間は、売上債権回転期間や
売掛債権回転期間とも呼ばれます。
この営業債権回転期間が、長期化してくると資金繰りを圧迫する要因となり、
営業債権回転期間が長期化する理由としては、現金売上比率が低下したこと、
受取手形のサイトが伸びたこと、回収が滞る営業債権が増えたこと等があります。
※全産業売上債権回転期間データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の売上債権回転期間データ)
・全産業売上債権回転期間
・製造業売上債権回転期間
・非製造業売上債権回転期間
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また、営業債権回転期間が長期化すれば与信リスクも上昇し、営業債権回転期間が
長くなれば、運転資金が増え資金コストも増加して、キャッシュフローを圧迫するように
なりますので、営業債権回転期間は、重要な効率性指標です。
ちなみに、運転資金は、運転資本、経常運転資金、所要運転資金、
必要運転資金、必要運転資本とも呼ばれています。
尚、営業債権回転期間は、財務分析の効率性分析手法ですが、効率性分析手法とは、
貸借対照表(BS)や損益計算書(PL)の財務諸表データを利用して、各種回転期間や
回転率を分析して、どれくらい資本を有効活用しているかを評価測定することで、
効率性分析は、企業がどれだけ資本を有効活用して事業活動をしているかを
客観的に示す分析手法です。
計算式・・・営業債権回転期間(日数) = 営業債権残高 ÷ (売上高÷365日)