No821・・・無償増資
無償増資とは、投資家が資金を支払うことなく、資本準備金や
利益準備金を資本金に組み入れて、新しい株式を発行し資本金を
増やすことであり、無償増資は、会社の帳簿上において会計処理を
することにより資本金の金額が増えるだけなので、純資産が増加する
ことはありません。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この無償増資は、株主総会にて決議をすることにより可能となる
資本金を増加させる方法であり、無償増資を行った場合の会計処理を
する日付は、株主総会の決議で定めた効力発生日に行うことになります。
ちなみに、有償増資には、株主割当、第三者割当、公募増資などの方法があります。
尚、増資をすると問題になるのが希薄化であり、希薄化とは、企業が新株の発行を
することにより発行済株式総数が増加して、1株当たりの価値が低下することです。
希薄化により、一時的に既存株主の利益は損なわれる可能性もあり、一般的には
企業が新株の発行をして、大幅に希薄化する場合は、株式市場では嫌気される
傾向があります。