No787・・・経常損失
経常損失とは、営業損益に、営業外収益を加え、営業外費用を
差し引いて算出した、経常損益の金額がマイナスになった状態の
ことであり、経常損失は、毎期継続的・反復的に繰り返される
事業活動が不振であることを示すものであり、経常損失の反対が
経常利益です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この経常損失は、当然、好ましい状態ではありませんが、損益計算書を
分析する際は、「経常損失＝悪い」と短絡的に片付けるのではなく、
何故、経常損失に陥ってしまったのか、その原因を調べる必要があります。
ちなみに、 損益計算書の数値は、単年度の指標だけで判断するのではなく、
時系列で見ることで指標の数値の良し悪しを判断する必要がある為、
損益計算書（PL）を分析する際は、まずは、自社の過去の事業年度データを
並べて時系列分析をする必要があります。
尚、経常損失であっても、非現金支出費用が多かったり、運転資金が減少していたりすれば、
経常収支がプラスの場合もあります。