No790・・・売上総損失
売上総損失とは、売上高から売上原価を差し引いて算出した結果が、
マイナスの状態になったことであり、売上総損失となるケースとしては、
在庫処分の為に、著しい安売りをした場合等があり、売上総損失の反対の
結果が売上総利益です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この売上総損失は、当然、好ましい状態ではありませんが、損益計算書を
分析する際は、「売上総損失=悪い」と短絡的に片付けるのではなく、
何故、売上総損失に陥ってしまったのか、その原因を調べる必要があります。
ちなみに、 損益計算書の数値は、単年度の指標だけで判断するのではなく、
時系列で見ることで指標の数値の良し悪しを判断する必要がある為、
損益計算書(PL)を分析する際は、まずは、自社の過去の事業年度データを
並べて時系列分析をする必要があります。
尚、過剰な棚卸資産を保有していた場合に、その棚卸資産を、適正な金額に
評価した時にも、売上総損失となる可能性があります。