No693・・・企業間信用
企業間信用とは、営業活動をすることにより企業間で発生する債権・債務を、
企業間で定めた条件により、一定期間猶予することで、企業の資金調達手段には、
企業間信用を含む外部金融と内部金融(自己金融)があり、企業間信用は、
重要な資金調達方法です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この企業間信用は、営業活動の中で、クライアントに与信を与えたり、
取引先から与信を与えられたりする、信用取引をしていることなので、
取引先から与信を与えられれなければ、企業間信用が資金調達手段とは
なりません。
ちなみに、営業活動において、クライアントに与信を与えることにより
発生するのが売上債権で、取引先から与信を与えられることにより
発生するのが仕入債務であり、未収入金や未払金の発生も、企業間信用取引の
発生に含まれます。
また、厳密にいうと、企業間信用で資金調達となっているのは、
仕入債務の支払いを猶予している場合と、運転資金がマイナスとなり、
余剰資金が発生している場合です。
そして、企業間信用は、重要な資金調達手段なので、資金計画を作成する際に、
どの程度、企業間信用で資金調達をするかは重要なポイントであり、企業間信用は、
運転資金計画を左右する項目でもあります。
尚、企業間信用の利用方法によっては、実質的には、企業間信用が資金調達手段と
ならないケースもありますので、企業間信用を活用する際は、事前に、運転資金計画を
作成しておくことは、資金繰りの面からも必要なことです。