No691・・・内部金融
内部金融とは、企業が自らの経営活動による内部留保により、
必要な資金を調達することであり、内部金融以外の、企業の資金調達手段には、
企業間信用、直接金融、間接金融で構成される外部金融があり、内部金融は、
自己金融とも呼ばれています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この内部金融は、自らの経営活動である、利益留保と減価償却費などの
非現金支出費用により、必要な資金調達をすることなので、内部金融は、
返済の必要のない安定した資金の調達源泉といえます。
ちなみに、内部金融の構成要素である利益留保は、厳密にいえば、
発生ベースであり現金ベースではないので、内部金融の金額を
キャッシュフローと見るには無理があります。
また、内部金融は、利益留保と非現金支出費用で構成されていますが、
設備集約型の産業である製造業では、固定資産を多く保有している為、
減価償却費が多額に発生するので、内部金融の金額が大きい業種といえます。
そして、内部金融の金額ではなく、企業が自己の努力により、どれくらいの
資金調達をしたかを正確に把握したければ、営業キャッシュフローや
フリーキャッシュフローを計算すれば、自らの経営活動で、どれくらいの
資金を調達することが出来たかを掴むことができます。
尚、内部金融の金額がどんなに大きくても、資金繰りに問題がないとは
言いきれませんので、企業の財務分析をする際は、資金移動表、資金運用表、
回転期間を利用して、企業のキャッシュフローの状態を分析する必要があります。
内部金融に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー
※金融